真四角書体
真四角書体は、江戸文字の一つ「角字」にインスパイアされています。正方形の中に水平・垂直の線のみで構成される図形的なスタイルを踏襲しながら、現代の生活空間に自然となじむようにシンプルで親しみやすいデザインの書体です。
Version 1: Released in 2017
Version 2: Released in February 2025
Version 3: Released in July 2025


































































































story
真四角書体は、江戸文字の一つ「角字」にインスパイアされています。正方形の中に水平・垂直の線のみで構成される図形的なスタイルを踏襲しながら、現代の生活空間に自然となじむようにシンプルで親しみやすいデザインの書体です。
角字は、漢字を直線だけでデザインされた江戸文字の一つです。この書体は文章を組むためではなく、装飾的に利用する目的でデザインされ、主に家紋や紋様などに使用されてきました。江戸から明治時代にかけて、職人の仕事着である印半纏(しるしはんてん)には、この角字をあしらったデザインが多くあらわれました。当時の浮世絵には、暮らしの中に角字が取り入れられた様子が描かれています。
真四角書体のデザインは、その漢字を認識するために必要な要素を残し、他の部分を省略・結合することで、シンプルでありながらその文字らしさを保っています。線が混み合う箇所にはわずかに空間を設け、風通しの良い軽やかな印象を与えるデザインに仕上げました。
真四角書体は、江戸時代にあった「生活のなかに文字を取り入れ、装う」といった発想を、シンプルと洗練を求める現代のライフスタイルにむけて再解釈し、デザインに落とし込んだものです。この書体はサインやメッセージ、装飾としても日常に自然に溶け込み、プロダクトやインテリアと調和しつつ、細部に注目することで、漢字のもつ独特な美しさを伝えるものです。






Toyokuni, Dote no O-Roku, Obiya Chōemon, Shinano-ya Ohan, Kataoka Kōzaemon, Taihei, Ansei 5 (1858). National Diet Library Digital Collections..
rules
すべての線が描かれなくても、文字の姿を想像できるように

水平・垂直の線
漢字の要素すべてを水平・垂直の線だけで書き表す

縦横11本の格子
漢字の姿を、縦横11本の格子上に再構成する

均等な空間
線と線、線と点の間に均一の空間を設ける
weight
Thin(100)
Extra Light(200)
Light(300)
Regular(400)
Medium(500)
Semi Bold(600)
Bold(700)
Bold(800)
Black(900)









style
Normal
Round


status of development
CJK Unified Ideographs
18.07%
3,793
/ 20,989
* as of June 22, 2020
CJK Unified Ideographs
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* as of June 22, 2020
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